ABOUT WORTH STRINGS ワースストリングスについて

Worth Stringsは、ブラウンカラーとクリアカラーの2色があり、ブラウンカラーでは、15種類、クリアカラーでは、31種類のラインナップを揃えています。弦長については、46インチと63インチの2種類となっています。
Worth Stringsをスタートさせた時点では、3種類だったのですが、お客様のご要望を取り入れてきた結果、数多くの種類ができてきました。
そのため、今度はお客様から、それぞれの音の違いなどのご質問頂くことがありますので私なりにコメントさせていただきます。Worth Stringsを選択するための目安となれば幸いと思います。

ちょっとだけフロロカーボン

フロロカーボンは別名ふっ化ビニリデン樹脂と言いフッ素と炭素の化合物です。英語でフッ素をフロロといい炭素はカーボンと言うことから合わせてフロロカーボンと呼ばれています。大きな特徴として吸水性がほとんど無い事です。ナイロン素材と比べて大気中の湿気をほとんど吸わないという事から劣化せず、通常の保存状態では10年は大丈夫との事です。
吸水性が無いため着色は非常に難しいです。余談ですが、現在フロロカーボンを接着できる接着剤は存在しないとの事です。
比重はナイロンの1.14程度に比べてフロロカーボンは1.78程度あります。(水=1.0)伸びはナイロンが10%~30%以上伸びるのに対してフロロカーボンは2%~3%しか伸びません。しなやかさは同じフロロカーボンでも素材の混合比率により変わります。
硬いものからしなやかなものまで色々と存在します。

開発コンセプト

楽器本来が持っている特性にマッチした音が出せる弦を作ることを第一条件と考え、音の抜けが良く、豊富な音量を持った弦を作ることをテーマに開発いたしました。
そして第二にタッチです。演奏者が弾きやすいタッチを持った弦を作ることです。あまり堅くなく柔らかな素材で押さえやすい弦を作る。ただ、音を最優先としているため少し弾きにくいと感じる方もいらっしゃるかも知れません。

しなやかさ(硬さ)は上記<ちょっとだけフロロカーボン>の所で紹介させていただいたように様々な硬さが存在します。
Worth Stringsではそのような部分も含めて考慮しています。
例えばクリアフロロカーボンのライトゲージの1弦は同じセットの2弦、3弦と比べて材質的によりしなやかな素材を使っています。これはウクレレソロプレーでのメロディーラインを考えた場合、1弦が非常に重要なファクターを持っていると考えるためです。

 

また、クリアフロロカーボンとブラウンフロロカーボンは同じライトゲージでも微妙に音のニュアンスが違います。
クリアフロロカーボン・ライトゲージはより繊細で透き通るような音を、ブラウンフロロカーボン・ライトゲージは少し柔らかくて甘い音を出せるように考慮しています。

 

張りのある音を出すためにはテンションを強くする必要がありますが、同時に繊細で甘い音を出すのが難しくなります。
ではテンションを下げるとどうなるかというと、今度はストロークプレーが非常にやりづらくなり、音量も無くなります。この辺りのバランスを取るのが一番時間のかかった所です。

 

ライトゲージ系はメロディーを含めて演奏を行う方に、ミディアムゲージはライトゲージよりまろやかな音をお望みの方に、ヘビーゲージはガンガン弾きたい方にと思っています。
余談ですが、ブラウンカラーは、ブロンズカラーと表現した方がぴったりくる、今までにないスタイリッシュでゴージャスな雰囲気を醸し出すとの声もあります。アーティスティックに演出も可能です。(笑)
ヘビーゲージについてですが、特に3弦に従来のWorth Stringsより硬い材質のものを使いロングスケールのウクレレにも対応出来るように考慮いたしました。ただ、テナーウクレレなどでソフトなタッチをお好みの場合はミディアムゲージの構成も利用できると思います。この辺りは好みの分かれるところではないかと思います。

 

2002年11月28日追記
ウクレレは個体差もあり弦を選択するのに迷うことが多いです。私の場合、WorthStringsを選択する基準としてウクレレの”鳴り”の状態によって弦の選択を行っています。ボディーの材が薄くて良く響くウクレレにはライトゲージを、ボディーの材が比較的厚くて音量が控えめなウクレレにはミディアムゲージを選んでいます。
例えば、Gibsonのソプラノウクレレなどは材が非常に薄くボディーをたたくとカンカンと良く鳴りますのでWorthStringsはライトゲージを選択しています。また、Ko’olauのソプラノウクレレの場合は材に厚みがありコンコンという少し控えめの音がしますのでWorthStringsではミディアムゲージを使っています。
コンサートウクレレのDavidGomesの場合、材はやや厚めですがマンゴーという材のためか高音が良く伸び、全体に良く鳴りますが少しマイルドな音を出すためにWorthStringsのカスタムゲージを使っています。
また、Martin3Mも同様の理由からカスタムゲージを使っています。このカスタムゲージはブラウンフロロカーボンのライトゲージで使っているラインナップから4弦(0.0205inch/0.52m/m)を1弦に持っていき 1弦と4弦を同じサイズとしたものです。1弦を変えただけですが、全体のバランスが変わり従来のライトゲージやミディアムゲージなどとはまた違った甘くて切れのある音がします。現在、私のお気に入りのラインナップです。
2003年12月17日追記
クリア・ライト、ミディアムの素材の見直しを行いました。新しい素材は中低音がより豊かになりました。 また、バランスの調整を行ったためテンションが少し上がっていますがその分、音量も増えています。細かな話ですが、弦表面のコーティングを変更しタッチをより良くしています。High-Gでの利用に良し、Low-Gでのバランスも良しで是非一度使って頂きたく思います。
私の場合はLarriveeのソプラノに使っています。元々少しテンションが低めになるウクレレでしたが、このニューミディアムゲージを張ったら丁度良いテンションになりました。
また、音量も増えボディー全体から音が出てくる感じでストロークプレイ、ソロプレイともに良好です。来社される方にも弾いて頂いていますが、皆さん一様に驚かれ”これは何処のウクレレ?”と必ず質問されます。

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